日本耐震診断協会の建物診断費用
2011年に発生した東日本大震災を始めとして、近年日本各地で地震による建物の倒壊が増加傾向にあります。
この協会は今後発生する地震に対する建物診断を行っており、既に建っている建築物の構造強度を調べて被害を未然に防ぐと共に、破壊や倒壊の可能性を数値的に把握することを目的としています。
建物診断にかかる費用の目安としては、RC造(鉄筋コンクリート造)で延床面積が1000から3000平方メートルの建物の場合、およそ1平方メートル当たり1000円から2500円で、S造(鉄骨造)の場合は同じ延床の建物で1000円から3000円となっています。
木造住宅の場合は延床面積が120平方メートルほどの在来軸組構法の建物で、概ね20万円から50万円が目安となります。
なお、建物診断で補強が必要と判断された場合は、補強設計から補強工事まで一貫して請け負ってもらうことが可能となっていますが、構造図や検査済証の有無により料金は変動することがあります。